「片付けたいけど、どの方法が自分に合うのか分からない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は片付けにも、いろいろな“やり方”があるんです。
本を読んでも続かなかったり、誰かの真似をしてもうまくいかなかったり…。
私自身も、「これならできそう」と思える方法に出会うまで、何度も迷ってきました。
この記事では、そんな“片付け迷子”さんのために、 5つの片付けメソッドを紹介します。
- こんまりメソッド【人生がときめく片付けの魔法】
- 断捨離【不要なものを手放すシンプルな片付け術】
- 5Sメソッド【効率的な片付けと整理整頓のビジネス手法】
- ミニマリズム【必要最小限の持ち物で豊かな生活を送る】
- フライレディメソッド【31ベイビーステップ】
「正解はひとつじゃない」からこそ、
自分に合った片付けの方法が見つかれば、それだけで暮らしがぐっとラクになります。
この記事が、そのきっかけになりますように…
自分に合った片付けメソッドを見つけよう

片付けがもたらす、心と暮らしへのやさしい効果
片付けは、見た目がキレイになるだけでなく、心の整理にもつながります。
部屋が整っていると気持ちもスッキリし、自然と前向きな気持ちになることも。
反対に、モノが散らかっていると落ち着かず、イライラの原因になることもありますよね。
無理なく片付けを続けていけば、
「どこに何があるか分かる」「探し物をしなくなる」など、日々のストレスも減っていきます。
さらに、浮いた時間や心の余裕は、ご自身のために使える時間に。
心も暮らしも整うことで、小さな達成感やごほうびのような気持ちが味わえるようになります。
す。
自分に合った“片付けタイプ”を知ろう
片付けの方法はたくさんありますが、
大事なのは「どの方法が、あなたの性格や暮らし方に合っているか」ということ。
たとえば、
- 思い出を大切にしたい人は「こんまりメソッド」
- シンプルに暮らしたい人は「ミニマリズム」
など、自分の価値観によって向いている方法も違います。
性格やライフスタイルに合わせた選び方
メソッド | 向いている人 | |
---|---|---|
1. こんまりメソッド | 感情を大切にし、物にときめきを感じたい人 | |
2. 断捨離 | 決断が早く、シンプルな生活を好む人 | |
3. 5Sメソッド | 効率重視で、整然とした環境が好きな人 | |
4. ミニマリズム | 物を減らして自由を求めるシンプル志向の人 | |
5. フライレディメソッド | コツコツを少しずつ進めるのが得意な人 |
実行しやすさを大切にするなら?
忙しい日常の中では、「取り入れやすさ」も大事なポイント。
たとえば、少しずつ続けられる「フライレディメソッド」や、
変化をしっかり感じたいなら「こんまりメソッド」「断捨離」もおすすめです。
どれが正解というわけではなく、無理なく自分のペースでできることが一番大切。
気になる方法から、気軽に試してみてくださいね!
1. こんまりメソッド【人生がときめく片付けの魔法】
「人生がときめく片づけの魔法」で有名な、近藤麻理恵さんが提唱した片付けメソッドです。
この方法のポイントは、片付けの基準が「ときめき」であること。
ものを手に取った瞬間、心がときめくかどうかで残すかどうかを判断していきます。
片付けの順番:衣類 → 書類 → 本 → 小物 → 思い出の品
こんまりメソッドでは、判断しやすい順番で片付けを進めることを大切にしています。
まずは衣類などの簡単なものからスタートし、だんだんと“感情のひもづきが強いもの”へ。
この順序で進めることで「ときめきの感覚」が少しずつ研ぎ澄まされていきます。
最終的に思い出の品にたどり着くころには、自分の“本当に大切なもの”を見極められるように。
ときめきの基準で選ぶことで、リバウンドしにくい
「この物が本当に自分をときめかせるか?」を問いながら選ぶことで、片付けは単なる“整理”ではなく、“自己理解”のような時間にもなります。
ストレスを感じにくく、感謝しながら手放せるプロセスなので、心の満足度も高く、片付け後のリバウンドが起こりにくいのも大きな魅力です。
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2. 断捨離【不要なものを手放すシンプルな片付け術】
断捨離は、ただ物を減らすのではなく、
物を通じて自分自身と向き合い、より自由で心地よい暮らしをつくるための考え方です。
基本は「断」「捨」「離」の3ステップ
断:不要なものを家に入れない
捨:今ある不要なものを手放す
離:物への執着から離れる
この3つのステップを意識することで、
物が減るだけでなく、暮らしや気持ちにも変化が生まれてきます。
「断」:不要なものを家に入れない
つい新しいものを買ってしまったり、何となく保管している物はありませんか?
まずは、家に入れる前の“選択のクセ”を見直すことで、余計なものが増えるのを防ぎます。
買い物のたびに「これは本当に必要かな?」と考えるだけでも、家の中はずいぶんスッキリしてきます。
「捨」:今ある不要なものを捨てる
忘れていた物や使わなくなった物を整理していくことで、空間が広がり、気持ちも軽くなる感覚が生まれます。
「まだ使えるかも」と思ってしまうこともありますが、手放すことで、モノに対する執着も少しずつ和らいでいきます。
「離」:物への執着から離れる
断捨離のゴールは、物を減らすことよりも「執着を手放すこと」にあります。
たとえば、「便利そう」「いつか使うかも」と思って取っておいた物。
それがなくても意外と大丈夫だった、という経験が積み重なると、
“なくても平気”という感覚が少しずつ育っていきます。
断捨離は、そうした感覚を大切にしながら、心を整えていくプロセスでもあります。
こちらも断捨離の手法のひとつです(外部サイトへ)
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3. 5Sメソッド【効率的な片付けと整理整頓のビジネス手法】
「5Sメソッド」は、もともと職場の整理整頓や業務効率を高めるためのビジネス手法。
ですが、その考え方は家庭でもじゅうぶん応用できます。
5つのSとは、以下の5つの言葉の頭文字をとったものです。
- 整理(Seiri)…必要なものだけを残す
- 整頓(Seiton)…すぐ取り出せるように整える
- 清掃(Seiso)…常に清潔にする
- 清潔(Seiketsu)…きれいな状態を保つ
- しつけ(Shitsuke)…習慣化する
効率よく片付けたい方や、家族みんなで整えたい家庭にぴったりな方法です。
整理:必要なものと不要なものを分ける
まずは「必要・不要」をきちんと仕分けることからスタート。
使わない物、増えすぎた物は思いきって見直すことで、空間も気持ちもスッキリします。
整頓:使いやすく物を配置する
使う物は、すぐに取り出せる場所・定位置を決めておくことがポイント。
ラベリングなどで“見える化”しておくと、探し物も減って家事効率が上がります。いポイントです。
清掃:常に清潔な状態を保つ
整理整頓された状態をキープするには、日々の掃除も大切。
ホコリや汚れがたまりにくくなり、部屋全体の快適さもぐっと上がります。
清潔としつけ:片付けの習慣化
「清潔」と「しつけ」は、5Sを継続するためのカギ。
たとえば「使ったら元に戻す」「週1回は必ず掃除する」など、
ルールを決めて、家族みんなで守る仕組みにすると自然と習慣になります。
システム化された片付けができるので、効率重視タイプの人にぴったりなメソッドです。
4. ミニマリズム【必要最小限の持ち物で豊かな生活を送る】
ミニマリズムは、「少ない物でシンプルに暮らす」ことを目指すライフスタイルです。
必要最小限の持ち物で暮らすことで、
ムダな時間が減り、心にゆとりが生まれ、
本当に大切なことに集中できるようになります。
「物を減らす=我慢」ではなく、
「心地よく過ごせる空間を選ぶ」という考え方がミニマリズムの本質です。
少しずつ減らす、小さなステップで始めてみる
いきなり全てを手放すのは難しいもの。
まずは「使っていない物」や「本当に必要か迷っている物」から、少しずつ手放していきましょう。
だんだんと暮らしがシンプルに整っていくと、
物に縛られない自由な感覚が気持ちよく、続けたくなっていきます。
シンプルな暮らしがもたらすメリット
ミニマリズムの一番の魅力は、「暮らしが楽になること」。
- 物が少ないと、探し物や掃除の手間が減る
- 「今日は何を着よう?」と悩む時間がなくなる
- 心の中まで整うような感覚になる
選択肢が減ることで、気持ちもスッキリ。
暮らしのストレスがぐっと減って、心に余白が生まれます。
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5. フライレディメソッド【31ベイビーステップ】
フライレディの「31ベイビーステップ」は、
毎日少しずつ家事や整理整頓の習慣を身につけていくプログラムです。
完璧を求めず、“できることから”取り組むのが大きな特徴。
特に、家事が苦手な人や忙しい主婦に向けて提案されており、
心に余裕をもたせながら少しずつ暮らしを整えることを目指します。
です。
小さな習慣を重ねる31日間のプログラム
フライレディでは、1日ごとに用意されたシンプルなタスクをこなしていきます。
最初のミッションは「シンクを磨く」などのごく簡単なものからスタート。
「5分間片付け」「タイマーを使って区切る」「服を前日に決めておく」など、
少しずつ家事のリズムを整えていく工夫が詰まっています。
専用ノート“コントロールジャーナル”を活用することで、
自分の家事習慣や気づきも管理しやすくなります。
コントロールジャーナルとは?
フライレディでは、「コントロールジャーナル」という専用ノートを使って、
日々の家事やルーティン、気づきなどを管理するのが特徴のひとつです。
このノートは、「家事と暮らしの司令塔」とも言える存在。
・朝・昼・夜のルーティンチェックリスト
・ゾーン掃除の予定
・食事のプランや一言メモ
・気持ちの記録や、できたことリスト など
内容は自由にカスタマイズOK。
手帳やノート、バインダー、デジタル管理でも、自分に合った形でOKです。
「ちょっと書いておくだけ」でも、
家事の流れが“見える化”されて、気持ちに余裕が生まれます。
習慣化によって暮らしのリズムが整う
ベイビーステップを取り入れることで、
家が整うだけでなく、気持ちや時間にも余裕が生まれます。
小さな達成感が積み重なることで、
自己肯定感や「自分でもできる」という安心感につながり、
無理なく継続できるようになります。
特に、これまで家事が負担だった方にとっては、
「片付けって案外ラクかも」と感じられるきっかけになりそうですね。
31ベイビーステップ(31日間のミッション)内容はこちら(折りたたみ)
1日目:寝る前にシンクをピカピカにする
2日目:朝起きたらすぐに着替えて身だしなみを整える
3日目:フライレディのサイトを眺める
4日目:3つの習慣をポストイットに書いて貼る
5日目:心の中のネガティブな声をポジティブに言い換える
6日目:ホットスポットを片付ける。
7日目:寝る前に翌日着る服を決める。
8日目:コントロールジャーナルを作り始める
9日目:5分間のルームレスキュー
10日目:15分の断捨離と15分のご褒美タイム
11日目:コントロールジャーナルにインスピレーショナルページを作る
12日目:受信箱に入っているフライレディからのメールを削除する
13日目:フライレディのミッションから好きなものを1つやる
14日目:カレンダーの使い方を読む
15日目:朝のルーティンにベッドメイキングを加える
16日目:フライレデイからのメールを読む
17日目:ちゃんとした時間に寝ましょう。
18日目:フライレディの11のルールを確認する
19日目:他のフライベイビーさんたちの体験談を読む
20日目:洗濯をする
21日目:Ask Flyladyを読む
22日目:コントロールジャーナルを育てていく(でも完璧主義にならないで)
23日目:午後のルーティーンを作る
24日目:トイレをSwish and Swipe(ささっと掃除)
25日目:フライレディのテスティモニアルを読む
26日目:あなたは決して遅れてはいない
27日目:夕食の献立を夜6時までに立てましょう。夜のルーティンでも朝のルーティンでも良いから。
28日目:自分自身を労わる。
29日目:一か月よく頑張りました。自分自身もケアしましょう。
30日目:翌月のカレンダーをチェックしましょう。
31日目:継続は力。がらくたが片付くにつれて平和が訪れます。FlyWashing Emailに登録しましょう。
\\こちらのサイトに詳しく紹介されています//
まとめ|自分に合った片付けの方法で、心地よい暮らしへ

片付けには、たくさんのやり方があります。
「どれが正解か」ではなく、
「自分に合った方法を見つけること」が、
無理なく、そして長く続けられる片付けにつながります。
今回ご紹介した5つのメソッド👇
- ときめきを大切にする「こんまりメソッド」
- 思い切って手放す「断捨離」
- ルールで整える「5Sメソッド」
- 最小限で豊かに暮らす「ミニマリズム」
- 少しずつ習慣化する「フライレディメソッド」
どれかひとつだけに絞らず、気になるものを試しながら、
あなたの暮らしにしっくりくる方法を見つけてみてください。
そして片付けは、ただ物を減らすことではなく、
これからの暮らしを“整える”ための大事なステップでもあります。
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「ちょっと暮らしを見直したいな…」と感じたときに、
無理なく始められるヒントになればうれしいです。