固定費を減らそう!持ち家と賃貸住宅別のプロパンガス料金値下げ方法

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LPガス料金を値下げしよう

実家がLPガスなのですが、「プロパンガス料金が安くなった!」と言っていたのです。

プロパンガス料金が安くなった!

えっ、そんなことできるの⁉

私の勝手なイメージですが、その地域固有のガス会社としか契約できないと思ってました。

でも、できるんですね~!(ほんと、知らなかった…)

もしかしたら私のような方もいるのでは?と思い、値下げする方法を持ち家や賃貸のケース別に調べてみました。

目次

都市ガスと比べてLPガスはなぜ高いのか

まず少しだけ、LPガスって都市ガスより高いですよね…なぜでしょう?気になったので調べてみました。

都市ガスプロパンガス
液化天然ガス
ガス管を通して家庭に供給される
公共料金なので契約会社によって料金の変動はない
液化石油ガス
屋外にガスボンベを設置して供給される
公共料金ではないので事業者ごとに料金を決められる
参考 プロパンガス料金適正化協会

上記のとおり、プロパンガスは公共料金ではないのです。
ガスの供給方法も都市ガスは直接各家庭に供給され、プロパンガスはガスボンベを配送し設置する手間があります。
つまり、輸送コストがかかります。
そして事業者ごとに自由に料金を決められるので、料金が高くなってしまいます。
地域や契約会社によって価格に幅ができるのもそのためです。

持ち家と賃貸住宅、それぞれの値下げ方法

では、どうしたら安くできるのでしょう。それぞれのケースごとにまとめてみました。

スクロールできます
住宅形態方法詳細
持ち家
(戸建て・集合住宅)
・ガス会社の変更
・現在のガス会社へ交渉
比較サイトで複数の中から選ぶ 
・周辺地域の適正価格を調べて交渉する
賃貸
(戸建て・集合住宅)
・大家さんへ相談
・現在のガス会社へ交渉
【ガス会社変更の場合】
・戸建ての場合は、周辺地域の適正価格を調べて大家さんに相談してみる
・集合住宅の場合は、住民全員の同意とし大家さんに相談してみる
【現在のガス会社で交渉する場合】
・戸建て、集合住宅とも、周辺地域の適正価格を調べ、個人で直接交渉する

持ち家の場合、決定権が自分にあるため行動すればすぐに料金を見直せます。
一番かんたんなのは電気料金と一緒で、比較サイトを使ってガス会社を変更することです。
現在のガス会社へ交渉する場合は、地域の適正価格をちゃんと調べてからにしましょう。

賃貸の場合は住んでる地域の適正価格を調べ、周辺に比べて料金が高いようなら直接、個人で現在のガス会社へ交渉してください。
ガス会社を変更するには、決定権が大家さんにあるため、大家さんへの了承が必要になります。
集合住宅では、個人で大家さんへのガス会社の変更交渉がうまくいかなかった場合、多くの住人の署名を集め「嘆願書」を作り、大家さんへお願いすると可能性が高まります。

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【無償貸与契約】って知ってる?
経済産業省資源エネルギー庁の記事にLPガス料金に影響?訴訟リスクも?知っておきたい、「LPガス」の商慣行という気になる記事がありました。
ガス会社が賃貸住宅のオーナーに無償でガスコンロや給湯器など設備提供する代わり、ガスの供給契約(無償貸与契約)を結ぶということが行われていたのです。
ガス会社が無償で提供した設備の費用は、もちろん住民のガス料金に上乗せされます。
ただでさえ公共料金ではなく、ガス会社が自由に料金を決め輸送コストもかかるのに、契約のため提供した設備費用を上乗せされたらたまったものではないですよね?

LPガスの無償貸与契約に関する法改正は、2024年4月2日に公布され、2024年7月2日から施行されました
法改正によって、LPガス業界では以下のような変化が予想されます。

  1. 過大な営業行為の制限: LPガス事業者が賃貸住宅のオーナーに対して行っていた無償貸与や無償配管工事などの利益供与が禁止されます。
    これにより、ガス料金に設備費用が上乗せされることがなくなり、消費者の負担が軽減される見込みです
  2. LPガス料金の情報提供: 賃貸住宅の入居希望者に対して、LPガス料金を事前に提示することが努力義務として求められます。
    これにより、入居者は契約前にガス料金を確認でき、透明性が向上します.
  3. 三部料金制の徹底: 2025年4月2日から、ガス料金の明細において基本料金、従量料金、設備料金を明確に区別して記載することが義務付けられます。
    これにより、料金の内訳が明確になり、消費者はどの費用にどれだけ支払っているかを把握しやすくなります。

このような規制の導入により、LPガスの取引がより公正で透明性のあるものとなり、消費者の選択の自由が守られることが期待されています。

【まとめ】値下げは持ち家はかんたん、賃貸住宅は交渉次第

プロパンガス料金は安くできます。
しかし、簡単にできるかというと持ち家と賃貸住宅では変わってきます。

持ち家であれば、今すぐかんたんに比較サイトを使って変更できます。
現在のガス会社に値下げをお願いするならば、地域の適正価格を調べたうえ交渉してください。

かんたんにガス会社を変更できないのは賃貸住宅の方です。
決定権が自分にないため、大家さんに相談しないといけません。
了承を得られなかった場合は、個人で直接現在のガス会社へ値下げ交渉します。
大切なことなので何回も書きますが、相談するときは必ず地域の適正価格を調べてください。
正確な適正価格を知っていれば、しっかりとした交渉の材料になります。

今回調べてみて、プロパンガス料金を安くできることを知りました。
そしてビックリしたのは、【無償貸与契約】なんてものがあったということです。
2025年春からはガス料金の内訳が明確になるので、その後はちゃんとした価格になることを期待しています。では!

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